ビワとドクダミ

隣家の自転車置き場の上にせりだして、
日差しを遮るだけでなく葉や実を落としたりして、
迷惑かけてるなあと思いつつ、
なかなか腰を上げずにいたビワの木刈り、
きのう、とうとう敢行した。
折りたたみ式のハシゴを自転車置き場に設置し(隣は留守、断り済み)、
そこにまたがって、最初は剪定鋏でちょこちょこと、
手の届く範囲を切り落としたが、
葉はもっと上にも茂っており、空を覆う感じは拭えない。
やはり太めの枝を落とすしかない。
ノコギリの出番だ。
ギーコギーコとノコギリで枝(というより幹と言ったほうがいいくらい)の
両側から攻めてゆく。
樹質はけっこう柔らかく、ノコギリで引きやすかった。
もうすぐ引き終わる、と思われたとき、なぜか身の危険を感じ、
ハシゴから降りて様子を見る。
すると、少しの風で太枝が揺れたと見るうち、
メキメキどさりとハシゴの上に落ちてきた。
あぶないところだった。
とても持てない重さだ。
こんなのをハシゴにまたがったまま頭にかぶったら、どうなっていたことだろう。
想像するだけで笑ってしまう。
動かせるくらいにノコギリで切って、
家の前の路上に運ぶ。
なんと、やや色付いたビワの実が、たくさんついている!
すでに一部には鳥がついばんだあとがある。
駐輪場に戻ると、おお、空がきれいに抜けている。
これでしばらくはだいじょうぶだろう。ハシゴをどけて、掃除。
つぎはビワの実を枝からもぎ取る作業。
同時に、葉を少しとっておき、あとは生ゴミにするしかないので袋詰め。
結果、かなりの量のビワの実が穫れた。
二人ではとても食べきれそうにない。
きょうは路地にドクダミが咲き誇っていたので、10数本引き抜いて、
根の土を落としてひもでしばり、風呂に浸けた。ドクダミ湯だ。
これはいままでもときどきやってきたが、なんとも気持ちがいい。
湯から上がったら、あっというまに眠ってしまった。(しょっち)