2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

途上

夜になってかなり冷え込んだ。 四月の頭に船遊びするからどうぞと誘われたので、 どうせ屋形船のなかで宴会からカラオケになるだろう、 大利根無情と無法松(度胸千両入り)あたりを用意しておけばいいかな、 などとほろ酔いで鼻歌歌いながら帰ったら、 みご…

ケイレン的

渋谷の「イメージ・フォーラム」で『いのちの食べかた』を見てきた。 おもしろかった。刺激的な映像がふんだんに出てくる。 肉や魚、野菜(それから岩塩も!)の「商品生産」をめぐる映像の冒険。 大量生産と大量消費、経済効率、食品生産の工業化・オートメ…

くるくるり

このまえの日曜日、息子の結婚式を撮影・編集したDVDを見た。 当日行けなかったぼくの両親と一緒に。 映像は一時間ちょっとにまとめられていただろうか。 なかなかよくできていた。ようやく全貌が分かった。 席がはじっこのほうだったので、当日よくわか…

遺伝子の話

その場しのぎってけっこう大事だったりする。 とりあえずその場を切り抜けないと、明日がない、みたいなことがあるし。 歴史的にも、そうだったようだ。 黒死病(ペスト)の大流行のときとか、 もっと大昔、突然ミニ氷河期が襲ってきたときとか、 きたない水…

あんず

ある程度大きくなった木の幹をすぱっと伐ると、 その切断面を囲むように新芽がたくさん出てきて、伸び始める。 去年近所の人に伐ってもらったあんずが、まさしくその状態になっている。 上に伸びすぎたのをちょんぎってしまったのだ。 10年位前に苗木で植え…

さむっ

ぬくもりの丸み残して褞袍かな (玉) 鉄橋に川鵜も眠る小春かな (しょっち) 全然寒そうじゃないな、これは。 また朝帰りしてしまって、もはや西日の差し込む26日の4時なのだ。 ぬくぬくとした部屋で、いま雑炊を食べ終えたところなり。 スパイダソリティ…

さわやかな一日

北陸から東北・北海道にかけては豪雪らしいが、 東京は台風一過のような澄み切った空。 雪解けて陽射しに躍る梢かな 建物なども明暗がくっきりとして、垢を洗い流されたかのようだった。 こういう日には、なにかしら理由を見つけて会社を抜け出し、外を歩く…

初雪

東京に、今年はじめての雪。 降るふると何度か言われながら、やっと今日。 朝起きたらご近所の屋根がすーっと真っ白で、まだちらちらと降り続いていた。 積もるところまでいかない、しゃぶしゃぶの歩き難い道路で、 転ばぬように、滑らぬように、ひたむきに…

夕方、好き

単線の脇のにぎはひ枯葎一日外に出ない日も、夕方には必ず一度外に出ることにしている。 夕焼けの空の下を歩き始めて、帰りは星空を眺めながら。 月の形と高さが毎日変わるのを見ては、昔の人はこれを何?と 考えていたのだろうとか、星の遠さのことなどしみ…

大はずれ

雪ん子の吐く息のごと煙吐く 雪予報おおはずれ。台風の直撃予報もたいてい外れる。 心の準備だけではあるまい、いまや予報は当たって当然、 みたいな雰囲気があるから、けっこう実害が出ていたりするのかも。 早手回しにチェーンを買ってしまったとか、 荒物…

ご対面

年越しの髪千円で刈りにけり 千円床屋は近所に二、三軒できたが、行列の出来てるところと、 閑散としてるところがあって、やはり安けりゃいいってものでは ないみたい。いちおう腕のいいと思われるほうに行ったら、 7、8人が順番待ちしていた。椅子が埋ま…

あつあつ

知り合いから息子夫婦にご馳走したいと誘われて、昨日は鮟鱇鍋の会。 鮟鱇は鍋の前の下ごしらえが大変な魚なんだろう。 大皿に並べられた鮟鱇の身は骨のついた部分、 白身のふっくりした所はさっと湯通しがしてある。 コラーゲンの含まれているようなコリン…

へのじぐち

いまの時期、盛り場は閑散としている。 工事中の道路やビルは目に付くのだが、街に人があまり出ていない。 急激に景気が冷え込んでいる気がする。 ビルは果たして完成するのだろうか。道路工事は無事終わるのだろうか。 寒さや正月の半ば過ぎという時期的な…

初雪

修羅といえば春と修羅、宮沢賢治。 でも中原中也にも修羅の詩があり、「修羅街挽歌」という。 有名らしいが、まあ不勉強で最近まで知らなかった。 その中の一節。 「器の中の水が揺れないやうに、 器を持ち運ぶことは大切なのだ。」 生まれた子が持っている…

やや感心

毎日更新、やや感心。 俳句は私も、いちおう毎日作ってはいるけれど。先日、たまたま『猿の惑星』を初めから最後までみたが、 チャールトンヘストンはすごい。 何がって…男度が。 顔つき、声、体つき、完璧な強い男の見本のよう。 鷲のような鼻、秀でたおで…

ああ無情

消防団の始式(はじめしき)。地元のオエラガタを前に、 優良分団や個人が表彰される日。 オエラガタの代表とも言うべき人物は、衆議院議員のH氏。 挨拶が上手なのは仕事柄当然なのだろうが、大きい声で、過剰なほど丁寧だ。 「拝見させていただきました」…

遊びの日

恒例の新春麻雀大会。 参加するようになって、もう何年になるだろう。 今年は9卓、36人が集まった。 主催者がランダムに決めた組み合わせで半荘3回を戦い、 その結果を集計して4回戦目は成績順になる。 ぼくは4着・1着・2着で3戦目までのトータルがプ…

雨のちくもり

朝から降っていた雨が夕方にやんだ。 もう街のどこにも正月気分は残っていないだろう、 と思っていたら、そうでもなかった。 深川の小さなイベントスペースで「お札(おふだ)展」をやっていて、 見に行ったらそこで「オリジナルだるま展」なんていう催しも…

波乗り舟

仕分けの終わった年賀状が、今週前半、毎日届けられた。 その中の一枚に、こんな歌が印刷されていた。 なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな 漢字を入れて現代かなづかいにすると、 長き夜の とうの眠りの皆目覚め 波乗り舟…

雑っちゃざつ

昨夜まで、遊びでの仕事というか役目があったので、いちおう終わってホッと。 20人くらいを相手にすると、ほんとにいろんな人がいて、いろいろに見えておもしろいっちゃ、面白い。 学校の先生やお医者さんは、日常的にたくさんの人を相手にしているのだか…

陽気暮らし

なんだかこのまま春になってしまうような感じ。 昼飯後の眠気はまさに春の予感。(いつだって春?) 会社から数分も歩けば皇居のお堀端だが、 もう桜の蕾もふくらみかけているのではあるまいか。 またあの千鳥が淵の壮絶な桜を見ることができるのか。 いやい…

句さ枕

坂道を歩きながら、こう考えた。 いま思い出し笑いをしたら、前から歩いて来た人は、 オレのことをどう思うだろうか。 見も知らない男にいきなり得体の知れない笑顔を向けられて、 驚くだろう。そして自分の後ろに知り合いでもいるのかと振り返ったり、 なに…

ごみレベル

仕事始め。会社としては「今年は飛躍の年」らしい。 初仕事ゴミはパソコンの中にあり パソコンの前に座っているアナタ、アナタもゴミですよってか。 家でも会社でも粗大ゴミ扱いされて、還暦目前さん、かわいそう。 この難所を越えないと、見晴らしのいい場…

一に富士

夕方、柴又帝釈天にお参り。 寅さん記念館から江戸川土手あたりで、ちょうど赤い夕焼け空に、富士山が「影富士」として黒く浮かび上がっているのを目撃。 しばらく見とれていた。 帝釈様の参道は、六日ともなるとさすがにすいていた。 塩昆布を買って、かな…

青葉神社

あっという間に五日も過ぎた。 この二日、孫の町に行ってきた。 三週間ぶりの対面である。 新春の食卓孫と繰り返し 相手は生まれてからまだ五百数十日。 その内の三週間は大きい。忘れられていて当然。 四日の夕方にやってきて、五日の夜にはいなくなってし…

初詣

三が日も今日でオシマイ。 あしたから仕事の人もけっこう多い。 7日から仕事始めのぼくの会社でも、 おそらくかなりの人数があしたあたり出社していることだろう。 急ぐ仕事を抱えていれば、当然そうなる。 ま、それはそれ。今年はあと三日ゆっくりしよう。…

二日なり

一日一句、なんてね。 三日坊主に終わるでしょうね。 でもまだ二日目だから、きょうが絶調かも。 だんだんよく鳴る法華の太鼓、と寅さんもいってた。 毎日五分、集中すれば下手なりにつくれるかもしれない。 とはいっても仕事が始まっちゃうとその余裕がね。…

2008元旦

2008年元旦。 ビデオで紅白の後半を見終えたのが朝の6時ごろ。 カーテンから外を覗くとうっすら明るんだ空に三日月が光っていた。 そうか、新月は太陽といっしょに昇るから新月になるのであって、 三日月は太陽にやや先行して空に昇るのだった。 やがて昇っ…