あつあつ

知り合いから息子夫婦にご馳走したいと誘われて、昨日は鮟鱇鍋の会。
鮟鱇は鍋の前の下ごしらえが大変な魚なんだろう。
大皿に並べられた鮟鱇の身は骨のついた部分、
白身のふっくりした所はさっと湯通しがしてある。
コラーゲンの含まれているようなコリンとした感じの身、
黒い皮とゼラチン状のかたまり、お肉のモツのようなびろびろした部分。
極めつけは、大きくカットされたたっぷりの肝。
(ああ、写真に撮っとけばよかった!)

鍋肌に肝を塗り付けてから火にかけ、だし汁でのばした物が
すでに厨房で用意されており、それがテーブルに運ばれてきて鮟鱇鍋が始まる。
味は濃い目の甘辛味。
店によってはお味噌味のところもあるらしい。

七つあると言われるいろんな部位は味も食感もそれぞれで、
口に入れるたびに一つひとつの違いが楽しい。

お得意のかいつまみで、表現してみると…
ふっくら、しこしこ、にゅるっととろーっとふわ〜っと!
と、いったところか。

息子曰く、魚じゃないみたい。飽きない!後引く!
黒いくちばしのように見えるところは本当に鮟鱇の唇に当たるところで
「さえずり」と言うのだそうだ。

ふぐより庶民的というか、こちらの方が好きという人もいるかもしれないな。
などと思いながら、雑炊ならぬおうどんでしめ。

大盤振る舞いのご馳走人の講釈を聞きながら、
もともと寿司割烹のこのお店で、若い二人は「マグロ蛇腹の大トロ」の
にぎりまでいただいて、お腹いっぱいになりました。

あつあつの小言好兵衛鮟鱇鍋  (玉)


その寿司割烹から程近い雀荘で、アホが4人集まり、
夕方6時半から朝6時半まで12時間、半荘32回勝負しておりました。
トップをとっては次にトブ、という出入りの激しい麻雀でしたが、
終結果はプラス30でした。負けなかった!

街の底凍てつく夜や牌の音   (しょっち)