やや感心

毎日更新、やや感心。
俳句は私も、いちおう毎日作ってはいるけれど。

先日、たまたま『猿の惑星』を初めから最後までみたが、
チャールトンヘストンはすごい。
何がって…男度が。
顔つき、声、体つき、完璧な強い男の見本のよう。
鷲のような鼻、秀でたおでこ、しまった大きな口、鋭い目。
あんなに強く硬そうな骨格の顔には、最近とんとお目にかからない。


今日は『傷だらけの山河』という映画で、山村聰を久しぶりに見た。
子どもの頃、日本の総理大臣がこの人ならカッコイイのに!と
思っていたのを思い出した。
彼の顔は、厚みのある強い顔、とでもいおうか。
この人も、男度が高い、最近ではあまり見ない顔だ。
役柄もすごくて…
奥さんの他に3人のおめかけがいて、さらに、
28歳の若尾あや子も愛人にしてしまう、豪腕の実業家。
周りに不幸な人をたくさん作るこの役の山村聰は、悪人です。

小寒やにやりと笑う大悪党  (玉)


もらいものの菜の花がおいしい。
最近、ブロッコリーなどもおいしく感じる。
深夜、壊れた蛇口からぽたっぽたっと落ちる水滴を、
口を切り落としたペットボトルで受けている、
その規則的な音が響いている部屋で、
そういうものをときどきつまみながら、
ひとりぼんやりと「今日の句」を考えている。
懸案を両手で数う霜夜かな  (しょっち)