モエレ沼公園で

札幌郊外のモエレ沼公園は、イサム・ノグチ最晩年の構想に基づく公園です。
全体が一つの彫刻として設計されていて、その中に身をおくことで初めて作品との幸せな出会いを体感できます。
空と大地の間に本来自然の物であるはずの、人工の山やビーチが大胆に配されているのですから、公園内を歩いているととても不思議な感覚にとらわれもし、でも、バランスが絶妙なのか、自然を邪魔する建造物がないせいか、空気はまさに自然そのもの。
作品であるはずの山や彫刻にふれるというか、入り込むというか、禁止事項がなにもないのも心の檻が取り払われて気持ちよい一因かもしれません。
以前、ヴィーゲランの彫刻のあふれたオスロの公園の写真集に心奪われたことがありましたが、少しそれに似た感動がありました。
今回はじめてみた海の噴水の45分にわたる形や色の変化もなかなかでした。

 


お弟子の(ふ)ちゃん、ガラスのピラミッドで演奏された川村先生のお琴と室内での一中節、久しぶりでしたが、どちらもますます艶のある美しい声で素晴らしかったですよ。

 


玉の腰は幸いぎっくり未遂、荷物もしょっちに持ってもらったりしたので、札幌でのサイクリング散策も無事完遂。
玉いもとと三人、爽やかな北海道の珍道中でありました。
後は、しょっちにバトンタッチ。(玉)