アドマチ

いまさらジロー、なんて古いか。
でもいまになって直面してしまったのだ、遅すぎたのねといわれても。
自分がインタビューした録音で自分の声をきいた。
完全な言語不明瞭。ほとんど障害者の域に達している。
これでよく人と話ができたものだ。いままで。
以心伝心?読唇術?そういう奇跡のおかげか、相手が特技の持ち主だったのか。
かそけき、と形容したいくらいの音量。主語なしの、語尾なし。
いままで、どもありがっとござました、と皆様へのお礼の言葉もちぢに乱れる。
心あまりて言葉足らず、などといったレベルの話ではない。
他人事なら、すぐさま布団引っかぶってひきこもれといいたいところだ。
それが世のため人のため。
そんなこんなできのうは一日落ち込んでいた。
きんちゃんにソバ食いにいったら、なんとアドマチック天国が来たという。
いよいよこの「高砂」にスポットライトがあたるらしい。
このなにもない街が、どうおしゃれにまとめられるんだっしょ。(しょっち)