無敵の子

ハイジのDVDをアマゾンで購入。
1枚に4話入ったものが13枚。全部で52話。
今から35年前、1974年の1月から12月まで放映されたアニメだ。
繰り返し放映されているのでちょこちょこは見ているのだが、
最初から最後まで一気に見たくなった。
宮崎駿は構成とか設定とかで名前が出ており、演出は高畑勲となっている。
赤毛のアンとともに、ジブリの、というか高畑勲のTVアニメのヒット作。
ちょうど4枚、16話まで見た。
5歳でアルプスにやってきたハイジが、8歳になったところだ。
ここまでですでに、語りたくなる要素が山ほどある。
大人が次々にハイジに負けてゆく。
おもしろいのは「前近代」のカタマリのようなおじいさん(オンジ)も、
「近代」のカタマリのような村の大人や都会から来たハンターも、
どちらもハイジにやられてしまうところだ。無敵のハイジ。
自然の厳しさと生活の厳しさはいつも目の前に立ちはだかる。
ハイジはそれに屈しない。人生に疲れたオヤジたちは、すぐ屈してしまう。
疲れというものを知らない「幼児」がこの世に必要なゆえんなのだろう。
さて、8歳になるとみんな学校に行く。
ところがオンジはハイジを学校にやるつもりがない。
ハイジは字も覚えたいし、大勢で遊ぶ楽しさも味わいたい。
どうなるか、といったところで5枚目。(しょっち)