救急車

実家に来て二日目。
母は思っていたより元気で、少し安心。
自己申告では、お昼寝なんかしたことない!ということだったが、
外出先から戻ると座って眠そうにしているので、ベッドでちょっと寝れば!?
しばらくして覗いて見ると、熟睡していた。
その時、近くに住む叔母から電話が…。
「ちょっと来て!!脚立から落ちて血が出よるんよ」と、びっくりする内容。
急いで行ってみると、畳に点々と落ちた血を一生懸命拭いていた。
後ろ頭を切っており、そこから出血しているよう。
右肩も強打したらしく痛いといいながら、意識ははっきりしているし、
救急車呼ぼうね。
と言うと、自分で保険証やお財布なども用意し、洋服も着替えるので
命に別状はなさそうだし、頭も大丈夫そうだな!と、一先ず落ち着いて、救急車を待った。
本人は一生懸命、「娘の家に電話したら、やすよちゃん(私のことですな)が出た」
と、繰り返し不思議そうに言うのだが、やはり動転していたのだろう。
叔母の娘(私の従妹)のうちに私がいる訳がない。
娘のうちに電話したつもりで、自分の姉ちゃん(私の母)の家に電話。
そこに、たまたま前日東京から来た姪の私がいた!と、いう訳だ。
救急隊員が、できたら救急車に同乗して下さい。と言うので、
思いがけず、思いがけない所で、救急車に乗ることになってしまった。
救急車の中で、従妹にも電話連絡がついて、一安心。
叔母の怪我は、鎖骨が折れ、後ろ頭を五針縫ったものの、中身に異常はなく、
不幸中の幸いでありました。(玉)