父死す

2016年4月16日(土)午後10時45分。父が96年の生涯をとじた。
医師の死亡診断書には「慢性心不全」と記されていた。
17日の日曜日午前11時、老人保健施設老健)のベッド脇に家族が集合。
遺体と対面した。ぼくの弟ふたりと娘の家族4人、息子の家族4人、
ぼくら夫婦と合わせて12人。
翌々日の19日午前10時、荒川区町屋の斎場で火葬。
その前のほんの20分ほど、柩の蓋を外してもらい、故人のスーツ上下をかけたり、
顔や身体の周りを花でうずめたり、ひ孫が書いたお別れの手紙を持たせたり、
と、お別れの儀式をした。
待合室も個室ではなくオープンスペースと、すべてが簡素きわまりない。
骨を拾い、骨壷と遺影を抱いてクルマで移動、みんなで木曽路のランチを食べて解散。
遺影と骨壷を仏壇の前に安置。父はほぼ1年4ヶ月ぶりに「我が家」に戻ったことになる。
これで名実ともにワタクシが最長老となったわけだが、えーと、あいさつはまた今度。(しょっち)