花の宴
ご近所バスツアーで須賀川の躑躅園と牡丹園に行った。
(「髑髏園と牡牛園」ではありません。
つつじもぼたんも漢字表記がなぞだなあ)
このバスツアーは、うちがお世話になっているガス屋さんが
年に4度、関東近辺の花の名所を訪ねるということで
企画してくださっているもの。
主に春夏秋冬その季節を代表する花の名所にバスで連れて行ってくれる。
聞くところによると、花の好きな奥様のために始められた旅が次第に広がり
恒例化したということらしい。
ただバスに乗っていれば、2、3箇所の花の名所とその土地の名産品の販売所に
連れて行ってくださるので、なかなかよいのだ。
それに、いつも一緒の気心のしれた方たちと同席なので、
無理して喋ったりする必要がなく、ぼーっと車窓の景色を眺めていたり、
眠っていたりすることができてほんとに快適。
だいたい6時出発なんていう普段の生活からは考えられないような…
どうかしたら、寝る時間に起きなきゃみたいな(それも大いに問題!?)
…一日になるので、車中の半分は眠ってしまう。
福島だからか、「はたけんぼ」という農産物直売所のお野菜、山菜が新鮮で安くて
たくさん買い込んだので、今日の晩ご飯は野菜尽くし。
山独活の葉っぱと「こしあぶら」のてんぷら。
「うるい」のお浸し。
ねぎとまぐろの辛子酢味噌和え。
やまうどの三杯酢。
からし菜の胡麻和え。
どれもみな、最近はスーパーでも手に入るけれど、香りが全然違う。
ああ、美味しかった。
美味しい物を食べると、食べさせたい人の顔が浮かびます。
花は順番に、大桑原つつじ園のカラフルなつつじ群、同園のしゃくなげ、
須賀川牡丹園の牡丹三種(二番目のは樹齢200年ということ)、
牡丹園のそれぞれ満開の白い藤(すばらしい芳香)、欝金桜(黄緑にピンクのまざった
不思議な色の桜。あまり、きれいじゃないね、という声もあったが、私はとても魅かれた)、八重桜と牡丹、「はたけんぼ」のあじさい。
上の清楚で高貴な一輪の花は「鴇草(ときそう)」というのだと、
花に詳しい同行のおじさんが教えてくれた。(玉)