香り

三連休の中日。
玉はまだ暗いうちから房総へ菜の花摘みにお出かけ。
おととい仙台からバスでやってきた婿どのは、研究発表へ。
朝寝朝湯に昼寝昼湯を楽しんで、さてきょうはどうしよう。
まず、コーヒーの豆を挽く。豆が粉に変じてゆくときに発する香りが
なんともいえない。コーヒーは飲むものというより嗅ぐものだ。
淹れて飲むコーヒーの味がどんなに良くても、挽いている時の
香りには到底及ばない。と思う。
味覚より嗅覚のほうが生命の源に近いところにあるのではないか。
嗅覚は触覚に近い。それくらい原始的だ。聴覚も同じくらい原始的。
そういえばこういう感覚に関する本を娘が昔作っていた。
あれは楽しい作業だったろうなあ。
建国も娯楽のひとつ菜の花忌 (しょっち)


とりどりのあらせいとうを一抱え (玉)