鯉のぼり

真夏日ってほどでもないか。
昼、玉と自転車２台で息子の住む町へ。
マンションの１階なので、庭がついている。
我が家に比べたら３倍とか４倍の広さで、うらやましい。
生後３ヶ月を迎えたカズキ君の鯉のぼりを、
息子がその庭の隅に立てた。玉が贈ったものだ。
家の中には、兜を飾る。これは息子のものだったやつ。
嫁の実家からは金太郎が届くことになっている。
端午の節句の準備は完璧。強い子に育ってくれるだろう。
みんなでじいちゃんの見舞いに行く。
ＩＣＵから一般病棟に移る手前の、
ナースステーションに接した部屋のベッドに、父はいた。
はだけた胸に、手術のあとが生々しい。
手を上げて、歓迎の合図をしたかと思うと、
もう目を閉じて眠っているような、
まだまだ不思議な状態で、あまり長居してはいけなそうだった。
年齢から見て、やはり相当に大きな手術だったのだ。
それにしてもどんどん日が経って、
還暦が一ヶ月ちょっと先に迫ってきた。（しょっち）